南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 息子のFAME-ATHON

"aimed at helping children through challenges, prizes and sponsorship"
と、いう寄付金集めを兼ねた子供の記憶力テストが、息子の学校で時々あります。こちらの公立学校は授業料が寄付金という形で納められ、うちのように年間所得が高いとはいえない家庭には、寄付金還元で年度末に1/3戻ってきます。は、よいのですが、ことあるごとに催されるのがこの学校寄付金活動。今回は歴史上の有名な人物の名前を覚えることでした。レベルが1から3まであるそうで、息子は志し高く自分で選んでレベル3。覚える人物は全部で四十名。

1-10は身近な人物。校長先生は?ニュージーランドの女王様は?PTA総会の理事長の名前、ニュージーランドアメリカ、オーストラリアの首相などなど。イギリスの首相がないのが不思議です。

11-22は有名なニュージーランド人シリーズ。エベレスト山を世界初登頂したエドモンド・ヒラリーや映画監督ピーター・ジャクソンなど。昔話に出て来るマオリの王様の名前なども。

23-40が問題。

まだ、歴史など全然習っていない三年生です。ネルソン・マンデラ?シーザーにコロンブスマルコ・ポーロ?この名前の下に簡単な説明(アインシュタインの所のような)があって、これを覚えなければなりません。年代があまりにもまちまち。画家がたくさんいるけど、音楽家とか小説家は全然いません。なんだか、非常に偏っている気が……

出題されてから、練習する時間はたっぷりあります(自宅で自習ですが)。もう一つの問題は、これにスポンサーを見つける事。実際のテストで正解ができたら、その正解の数だけお金を払ってくれる人を見つけなければいけません。両親に加え、親類縁者が巻き込まれます。一問、10セントくらいの金額でよいのですが、学校では一番寄付金を集めた子供、一番寄付金が集まったクラスの表彰などを行います。なんだかねぇ……と、あまり、快く思っていないおかあ様がたも、私だけではないようです。先生の中でも、賛同していない方がいるようですが、続いています。学校の寄付金集めに反対する気はありませんが、今回のはあまりにもつっこみどころがありすぎたような感があります。