南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

自動掃除機

初めてこの言葉を耳にしたのは、かのハインラインの名作、「夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))」。主人公の天才発明家ダニーの初ヒット。

文化女中器(hired girl)は、一種の記憶装置の働きで、時の応じてあるいは掃き、あるいは拭き、あるい真空掃除機とおなじように塵埃を吸収し、場合によっては磨く事もする。そして、空気銃のB・B弾以上の大きさのものがあれば、これを拾いあげて上部に備え付けた受け皿の中に置き、あとで、彼らよりいくらか頭のよい人間様に、捨ててよいかどうかを判断してもらうこともできるのだ。(中略)動力が切れる頃になると、自動的に所定の置き場へでかけて行って、動力をチャージする。

欲しいですよね。欲しくない掃除魔なんて、いないと思うんですが。で、何となく前に見た、科学番組でいよいよ実用化。こんなに賢くはないですが、自分で障害物を避けながら掃除して、自分で充電して。どこだったかな、と、ちょっと検索したら、もう、日本では発売中。いいですねーー、東芝さんからですよ。もう、使っていらっしゃる方もいます。気になるお値段は、楽天にて。ちょっと疑問なのは、ごみの処理。一杯になったらやっぱり、人があけないといけないでしょうね。小さく見えるけど、どれだけ許容量があるのでしょう?動く物体(小さい子供が突進してきた場合とか)も、避けられるほどの反射機能があるのでしょうか?

まだ、0がいっぱい付いていますが、十年使うとしたら、年二万円ちょっとプラス電気代。これを高いと思うか、安いと思うかで、奥さん(あるいは旦那さん)への心遣いの度合いが計れたりして。