南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 ガールズ・ナイト 本編(副題:ご主人様、ありがとう)

およさんとみちこさんをご招待。当日の予定は

  1. 午前中に娘をほどよく遊び疲れさせる(タイミングよく息子はおばあちゃんのうちにお泊まり)
  2. 娘が昼寝をしている間に、私がお客様と息子のピックアップ。主人はゆったり休憩と買い物。
  3. お客様ご到着の時には娘も目を覚ましているはずなので、全員で和気あいあいのおやつ。
  4. その後、私は野菜の下ごしらえ。主人と子供達がお客様のお相手。
  5. 主人がサラダを作り、肉を焼いている間、私と子供達がお客様のお相手。
  6. 夕食
  7. 子供の就寝
  8. 食後の団欒

のはずが、予定は予定、本番はせわしなかったのです。肘を痛めて泣く娘の様子に、思わず病院かしら、お客様キャンセルかしら、と、おろおろ。何とか落ち着きましたが、目が離せないので、初対面でいきなり代役たてるなんて失礼と思いつつ、ピックアップは選手交代。幸い、数日前に携帯電話を手に入れたおよさんに連絡がつき、主人とお客様は無事到着。

その後、主人は食材の仕入れ(そうです、当日にするんです、すみません)、私は台所で野菜切り。お客様が子守り、^^;。ご機嫌斜めの娘にもめげず、英語しか話さない息子にもめげず、一生懸命相手をして下さったおよさんとみちこさん。思わず真剣にボール遊びの相手をしてくれたみちこさんに息子は大感激。ご機嫌斜めの時のテレビ頼みで、娘はお気に入りの子供歌番組。こちらでも、みちこさんおつきあいで踊っていただいたそうで、重ね重ねありがとうございます。踊りは大好きな娘。一人でもよく踊ってますが、お相手がいるともっとのります。で、疲れてまたぐずつくと抱っこ。ふと見ると、気持ち良さそうにおよさんに寄っかかっていた娘でした。

主人は買い物から帰ると、息をつく間もなく、サラダ作り(コールスローサラダ、キャベツのサラダです。主人の方が作り方が上手です。)。女子供軍がビールを飲みつつ(これは大人だけ)、チップスをつまんでおしゃべりと遊びに興じている間に、バーベキューに火を入れ、肉を焼き、立派にキウイ・ハズバンド*1をしました。

できたよ、と、言う事で、テーブルに並べたのは、ほどよく焼けたTボーン・ステーキ(T字型に骨が入っている大型牛肉)、エビ、オーブンで焼いたジャガイモとサツマイモ(こちらのマオリ語はKumara)、さっと蒸したブロッコリーとカリフラワー、主人のお手製サラダ(ドレッシングも主人作)。典型的ニュージーランド風簡単夏おもてなし夕食です。量だけは自慢できます。

食後も子供を寝かしつけるまではちょっとわさわさ。やっと大人の時間。主人はソファでおくつろぎ。女性軍はもう少しワインを飲みながら、話に花が咲き、実がなりました。こんなに日本語で会話をしたのは本当に久し振りです。ましてや日本直輸入の方々とは。ぬくぬくとオークランドで現地人化しつつある私にとっては何もかも新鮮。いや、英語試験の話など、全然ついていけませんでしたが。こちらのメリット、デメリットなどかなり参考になります。お二人ともまだまだいろいろ選択肢がある様子。調査、決断となかなか大変そうですが、楽しいですよね。この不確定時の自由さ。お気に入りの家でローン地獄に縛られているのも、別な意味で楽しいですが。

「男の城って感じですね。」と、台所の主人に対するおよさんのコメント。

本当にこの日は頑張ってくれました。ついつい話がはずんで、お開きは真夜中近く。お客様をお送りするのも、もちろん主人。男の城の後片付けをしている私に、帰宅してから最後まで手を貸してくれて、ようやく終了。
「本当にありがとう、今日は働かせてばっかりでごめんね。」と私。
「たまにはいいよ、今日はガールズ・ナイトだったのだから。君が幸せなのが、一番大切な事なのだから(うわ、日本語にすると野暮)。」と主人。

果報者でございます。

*1:豆に家事手伝いもする優しい現地人だんなさん