南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 娘の耳対策、その後

 病院の耳鼻専門家の予約がとれたので、いそいそとおでかけしてきましたのが、もうずいぶん前の話です。書きかけ記事のまま、放置していました、あらら。

 公立病院の一角で迎えてくれたのは、恰幅のよい女医さん。耳をみてもらいますと、大きい耳あかで中がみえません、との、こと。先生がかきだすと、ゴトンと音をたてて床におちました、ひえ〜。反対も同じくらいの大きな固い耳あか。これじゃ、よく聞こえませんよね、でも、もう大丈夫です、と、先生はにっこり。
"Her ears are beautiful. Perfect."
だそうです。

 今までの三回の抗生物質投与も必要なかったのではないかと、この先生。今の医者は抗生物質を簡単に処方しすぎる、本当に必要な時までとっておくべき、と、確言していらっしゃいました。そこで教えてもらった耳痛対処法は:

  • 痛み止めを与える
  • 頭を高くして寝かせる
  • 二時間たってもおさまらなかったら、医者に行く
    • 日中だったら、一般医ではなく児童耳鼻専門クリニックへ直行する

 この児童耳鼻専門クリニックは初耳。時々、学校に検診にきてくれるのが、この手の人たちだそうです。こんな所があるなんて、もっと早くに教えてほしかった……ま、今まで、お世話にならずにすんだのが幸運だったと思えばよいのですが。

 もう一度、三ヶ月後にこの病院で診てくれるそうです。が、この調子ですと、全然心配ありませんよ、と、にっこりされた女医さん。ほっと胸をなでおろしました。ので、懸念のxxxも全く必要なさそうです。

 このxxxは耳に通気口をあける外科手術です。ちゃんとした名前はgrommet (ventilation tube)です。こちらではかなり普及しているそうで、うちの娘もやってもらったけど全く問題ないわよ、と、知り合いのおかあさまがた。でもですね、耳の鼓膜に穴をあけるわけです。こんな感じ、↓(ずずいっと一番下の図に注目)。

"Glue Ear - Picture Summary"

 成長するとひとりでに抜け落ちるとか。基本的にこのGlue Ear (滲出性中耳炎)の治療法らしいです。娘の耳に浸出液がたまっていたかどうかは定かではありません。急激に痛む場合は滲出性ではないと書いてあるところもあるし。これを勧めて病院に連絡をとってくれた医者は、この手術によって炎症がおきなくなると言っていました。う〜む。とりあえず、これが不要となったので嬉しい限りです。