南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

SF

火星SFではなかった 「Podkayne of Mars」「天翔る少女」

天翔る少女 (創元SF文庫)作者: R・A・ハインライン,中村能三出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1971/05メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る PODKAYNE OF MARS作者: Heinlein出版社/メーカー: Baen発売日: 1993/08/01メディア: …

火星SF 其の壱 「火星年代記」

火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114)作者: レイ・ブラッドベリ,小笠原豊樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1976/03/14メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 329回この商品を含むブログ (151件) を見る夜空に赤く光る惑星、火星。探査も進み、写真が次々を送ら…

「都市 (ハヤカワ文庫 SF 205)」と「シリウス (ハヤカワ文庫 SF 191)」 犬SF

言わずもがなの猫好きなので、猫が出てくる本は、飛びついてしまいます。SF作家にも猫好きは多々いまして、ハインライン先生もその一人。愛読書「夏への扉」の、主人公の猫、ピート君の格好いい事。動物は皆、好きですから、犬を避けている訳ではありません…

頭脳明晰の代価

病欠してしまいました。密かに、皆勤賞で市民権を狙っていたのですが、残念賞。 気を取り直して。文字通り、寝子をしていた一日。睡眠の間にとりとめもなく、考えるのは、やっぱりSF。ジョン・トラボルタ主演の「フェノミナン」。彼の主演作は多々ありますが…

自動掃除機

初めてこの言葉を耳にしたのは、かのハインラインの名作、「夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))」。主人公の天才発明家ダニーの初ヒット。 文化女中器(hired girl)は、一種の記憶装置の働きで、時の応じてあるいは掃き、あるいは拭き、あるい真空掃除機とお…

大作の中の大作 デューン・シリーズ、最終編

お父さんの伝記も書いた、ブライアン・ハーバート。共同執筆ではありますが、堂々たる続編の誕生です。デューンへの道 公家(ハウス)アトレイデ〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)、デューンへの道 公家(ハウス)アトレイデ〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)、デューンへの道 公家(…

大作の中の大作 デューン・シリーズ、の、続き

先日の続きです。ポール・アトレイデがめでたく砂の惑星、アラキス、又の名をデューン、の、支配権を取り戻し、一応世界の勢力バランスを回復して、めでたし、めでたし、の、第一作。しかし、彼の困難は、続きます。第二作、デューン砂漠の救世主 (ハヤカワ…

大作の中の大作 デューン・シリーズ

SFの古典が結構映画化されております。で、少々古いですが、フランク・ハーバートのデューン・シリーズ。原作は早川文庫から出されております。今は亡き、石ノ森章太郎(当時、石森章太郎)先生の挿絵。この挿絵に惚れ込んで本を買ったと言ってもいいほど。…

アイ・ロボット 優

あまり期待せずに見始めた映画(最近こればっかり)。だって、あんまりいい評判聞かなかったし、予告編を見ると、何だか機械恐怖症をあおるホラーみたいな印象を受けて。楽しかった。ロボットのデザインがとてもいい。CG様様。高速道路でのわらわら攻撃なん…

Starship Troopers スターシップトゥルーパーズ 二本立て

何せ原作ハインラインですから当然見ます。1の方は前に見た事があります。2の方は出ているのを、最近になって知りました。2のマイナス評判をあちこちから聞きつつも、やはり見ない事には気が済みません。 貸しビデオ屋さんで問い合わせ。2はDVD、1はビ…

初めはハインライン

ロバート・A・ハインラインは大好きな作家です。無人島に漂流した時、もし一冊だけ本を持っていけるなら、と言われたら、一も二もなく、彼の「夏への扉」を選びます。英語版、日本語版両方持って行けたら言う事ないですね。彼のぐいぐいと引き込まれるような…