南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

Starship Troopers スターシップトゥルーパーズ 二本立て

スターシップ・トゥルーパーズ [DVD] スターシップ・トゥルーパーズ 2 コレクターズ・エディション [DVD]

 何せ原作ハインラインですから当然見ます。1の方は前に見た事があります。2の方は出ているのを、最近になって知りました。2のマイナス評判をあちこちから聞きつつも、やはり見ない事には気が済みません。
貸しビデオ屋さんで問い合わせ。2はDVD、1はビデオしかありませんでした。こちらのビデオ屋さんは週に一回大安売りの日を設けてくれます。うちに一番近い所は、火曜日に八日間レンタルが1ドルとなります。普段は3.5ドルから5ドル(NZ ドルです、念のため)。当然、火曜日は混雑でお目当てがなくなる可能性も。だから、朝、できるだけ早めにでかけます。息子用に「Cats and Dogs」主人用に「Master and Commander」も借りて帰宅。これが先週の話。しまった、返しに行くのを忘れている!!!
2から見ました。少しでもいい方を後にしようと思って。これは大正解。やたら煙もくもくの他に何も見えない、見せない逃亡シーンが、虫さんの申し訳程度の攻撃に続き、後は篭城。俳優さんは頑張っていたと思います。結構可愛い男の子、女の子が出てたし。どもりのお兄さんは十分気味が悪かったし。一人だけ全裸というのは、あれは何でしょうね?1の団体シャワーシーンの乗りで、やはり肌を見せねなければという監督の気配りでしょうか?もっと、セットとシナリオに気配りが欲しかったです。あの牢屋にいた一匹狼兵隊さんだって、最後さえなければ、お気に入りになっていたのですけどね。Special Featureで一応シーンの作り方など見てみました。大変なのはわかるけど、結果がこれでは・・・
1は再び見て、やっぱり前に見た時と同じ感想。前半の楽し明るしの学生生活はちょっと退屈、後半、虫の活躍が目玉です。話の筋はこの際、無視、無視。演技的には2に軍配が上がると思います。あのセットで、シナリオで、涙ぐましい努力。

と、言う事で、映画はそれなり。やっぱり本が一番。「Starship Troopers」原作読めば、最後まで息つく暇なく引き込まれる事、請け合い。ハインラインはそんなにむずかしい言葉を使っていないので、興味のある人には英語版でもそれほど大作業ではないと思います。日本語版は、わっ、SF元祖矢野徹先生の訳。「宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))」 私も読みたい。ここの本屋には、ないだろうな。