外国人の名前などで使う点があるだろう。
「ジョージ・ワシントン」とかで使う「・」のことだ。これは「中黒(ナカグロ)」と呼ぶ記号で、行頭禁則文字に該当する。
無言を表す点々を、この中黒を重ねて表現する人が非常に多いのだが、これは残念ながら完全に間違いだ。考えてもみたまえ、中黒を三つも四つも重ねたら、それだけで三文字分も四文字分もスペースが必要になる。記号でも一文字分のスペースを使うのが日本語の原則だからね。試しにやってみようか。
・・・・・・。
なんだか間が抜けてしまうだろう。
こうした無言の表現には「三点リーダー」と呼ばれる記号を二文字重ねるのが原則だ。
「…」が三点リーダー。点が三つあるだろう。だから三点リーダーというんだね。実際に使う時には「……」という風になる。
……。
というわけだ。
……。おー、できた。今まで、皆様のコメント欄のスペースを無駄遣いしていてすみませんでした。
かぎかっこの閉じる方には、句点が持っている「ここが文の切れ目です」ということを示す意味もあるんだ。だから、句点と繋げてしまうと、区切りが二つも重なることになる。だから、かぎかっこが閉じる前には、句点はつけなくてもいい。
学校の作文のときは、とじかっこと句点を同じマスに入れていたような気もしますが、ワープロだとこうなるんですね。句点を消しまくらないと。