南の猫の新西蘭雑記

日本も結構好きなのですが、根っこがこっちに深いです。

 復活祭にむけて(学校は秋休み)

イースター近し


イエス・キリストが十字架にかけられて三日目に復活したことを祝う日。キリスト教圏であるニュージーランドでは祝日となります。Good Fridayと言われる金曜日(キリストが十字架にかけられたのが金曜日の夜だったという説から)から始まり、日曜日がEaster(復活した日)、月曜日がEaster Monday(祝いが続く)の四連休です。昔はそのまま一週間程お祝いをしていましたが、忙しい現代社会、月曜日一日に縮小されたそうです。

春分の日の後の満月の後の最初の日曜日が「復活の日」ということで、復活祭は毎年日付が違います。今年は四月十四日から。学校はたいていこの連休が秋休みに組み込まれます。息子の小学校は十三日が終業式。休みはもうひとつの祝日Anzac Dayまで続き、二学期は四月二十六日から始まります。

子供達にとってかかせない復活祭のお菓子がイースター・エッグ。復活と卵をかけて、日曜日に食べ始めたのが由来だそうですが、機会を逃さないチョコレート会社。スーパーマーケットには色とりどりの銀紙に包まれた、卵や兎の形のチョコレートがところ狭しと並びます。卵チョコレートの中身はマシュマロだったり、クリームだったり。大きな卵や兎はたいてい中が空洞です。チョコレート工場ではイースターに向けてのチョコレート生産で余分に人を雇います。今年は二月末からもうスーパーマーケットに並び始めました。年々早くなっているような気がします。

四月に入ると、一気にイースターモード。チョコレート棚も殊更高さを増し、親と子の攻防戦は果てがありません。